ドローンを着陸させる方法のひとつとして、ドローンハンドキャッチがあります。
ハンドキャッチとは、操縦者自身の手にドローンを着陸させることです。
ドローンを着陸させる地面が着陸に不向きで、安定していない条件の立地のケースなどに有効な着陸テクニックになります。
ドローンの手でのキャッチは、慎重かつ安全に行う必要があります。
ハンドキャッチのテクニックを身に着け、安全に活用しましょう!
ドローンハンドキャッチとは
ドローンを着陸させる時に地面が安定した場所や天候状態が良好であればよいのですが、いつも好条件ばかりだとは限りません。
そこで必要となるのがドローンハンドキャッチのテクニックです。
以下のような場合にドローンハンドキャッチが必要となるケースがあります。
- 風が強く、安定して着陸できない時
- 着陸場所が安定した平らではない場所
- 着陸する周辺に、通行車両などが近接して動いているとき
- 船上からの撮影ではハンドキャッチが前提
- 離着陸場所の状態が傾斜地だったり、狭い場所だったりする場合
- 自動飛行で帰還してきたドローンが、着陸予定地の場所からずれて着陸しようとし、かつその場所が着陸場所として適当でない時
- 着陸場所に、雑草がたくさんあるとき
ドローンのハンドキャッチは、メーカー推奨ではありませんので 必ず自己責任で行ってください。
ハンドキャッチのメリット
着陸時の砂埃などから機体とカメラを守る
ドローンの着陸時に発生する地面効果では予想以上に埃などが舞い上がります。
巻き上げた埃などがドローン機体に入る可能性もあり故障の原因となります。
着陸場所には注意が必要となります。
平坦で無い場所でも着陸できる
着陸場所が平坦で安定していなかったら着陸に失敗する可能性が多くなります。
着陸に失敗するとドローンは転倒してしまい、プロペラ等が破損してしまう可能性が高いことが考えられます。
強風による着陸困難な状態を回避できる
ハンドキャッチのデメリット
ドローンパイロットが怪我をするリスクが高まります。
ドローン機体の根本を手でしっかりとつかみましょう!
ドローンハンドキャッチのやり方
- ドローンの準備:ドローンのプロペラが停止していることを確認し、ドローンが安定していることを確保します。
- ドローンの高度調整:ドローンを安全な高度に上昇させ、手でキャッチしやすい位置に保ちます。
- ハンドキャッチの準備:ドローンで手をキャッチする手を選びます。
- 手の位置:手をひらを開き、指をなるべく広げて、ドローンが手に乗りやすい表面を作ります。
- ドローンのキャッチ:ドローンが安定しているときに手をゆっくりと近づけます。ドローンが手に乗るように手を調整し、ドローンをしっかりキャッチします。
- ドローンの停止:ドローンが手に乗ったら、安全にプロペラを停止させます。
ドローンハンドキャッチのコツ
モードによって手を使い分ける!
プロポ(送信機) | ハンドキャッチ | |
モード1 | 右手 | 左手 |
モード2 | 左手 | 右手 |
Phantomシリーズのハンドキャッチ
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ドローンを捕まえる場所は、スキッド(足)の根元の近くをしっかりと捕まえましょう!
Mavic シリーズのハンドキャッチ
Mavic のハンドキャッチは掴む場所が狭く限られていますので、よく機体の動きを観察しながら慎重につかまえましょう!
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いかがでしたでしょうか。
ハンドキャッチを行えるようになり、ドローン操縦テクニックのスキルも向上しましたね。
しかし、ドローンのハンドキャッチはしないことがベストですので、着陸方法の最終手段として考えてください。
もしハンドキャッチを行う時は、キャッチする人の足元の状況をきちんと確認しておきましょう。
最後にドローンのハンドキャッチは危険を伴いますので、ドローンから目を外すことなく慎重にハンドキャッチを行ってください。
ドローンを捕まえたら、モーターを停止するまで捕まえたまま離さないでください!
ハンドキャッチ時には、ヘルメット・グローブ・サングラス等の安全装備も忘れないようにしてくださいね。