GPSが搭載されているドローンでは、フライト毎に必ずコンパスキャリブレーションを行う必要があります。
ドローンを飛行する前に適切な方法でコンパスキャリブレーションを行いましょう。
しっかり理解しておかないと、ドローンは方向がわからなくなり飛行が正しくできないことになります。
最悪、墜落してしまうケースもありますので、必ずフライト毎に行います。
ドローンのコンパスキャリブレーションでは、ドローンに「北」の方向を認識させる作業ですので、GPS信号が良好な環境で行いましょう。
また鉄や金属のものがあるとキャリブレーションエラーとなり、完了しませんので注意が必要です。
コンパスキャリブレーションは、周りの環境(地面も)をしっかり確認してから、ゆっくりと慎重に行ってください。
ここでは、コンパスキャリブレーションの手順や注意点についてまとめています。
Contents
コンパスキャリブレーションとは
コンパスキャリブレーションとは、ドローンに方角をきちんと把握してもらうための重要な役割です。
飛ばしたときにドローンが方向が分からないと、飛行が不安定になり墜落の原因となってしまいます。
同じ日に撮影場所を移動する場合も、毎回キャリブレーションを行うことが必要です。
コンパスキャリブレーションの手順
ドローンのコンパスキャリブレーションでは「北」の方向を認識させる作業で、DJI GO4アプリで操作します。
- まわり(5m以上)に磁気や電波干渉ではないか確認します。
- 正常にドローンを起動させる
- ドローンを手に持ち、水平方向に360度回転させる
- ドローンを手に持ち、垂直方向に360度回転させる
*フロントLEDインジケータがエラーの場合は再度行う
コンパスキャリブレーションを行うときの注意点
キャリブレーションを行うセンサーは電子コンパスですので、周辺に自動車などの鉄や金属のものがあると正しくキャリブレーションが行われません。
また、不適切な環境で行うとドローンは間違った方向へ飛んでしまうので、まわりに磁気を帯びないもの、電波干渉がないような環境で行いましょう。
周囲に高い建物で囲まれている場所なども要注意です。
コンパスキャリブレーションができないとき
- もう一度、周囲に金属系のものがないか再度確認してください。
- 橋梁上の道路や歩道などでコンパスキャリブレーションを行うことはできません。
橋梁の中には鉄筋が配置されて路面上でも強い磁気が発生しているため、コンパスエラーが出てキャリブレーションできない状態になります。
その他には、建築現場や鉄鋼建築物など、周りが磁気を帯びた構造物は磁気干渉が起きる可能性があるため大規模なプラント敷地内でも同じ現象が発生します。
コンパスキャリブレーションエラーがでたら?
コンパスキャリブレーションは、周りの環境(地面も)をしっかり確認してから、ゆっくりと慎重に行ってください。
POINT
コンパスキャリブレーションエラーの場合、その周辺に磁気があります。
速やかに場所を移動して、最初からやり直してください。
また、その磁気を帯びている構造物や路面に近づいて飛行することは避けるように意識しておきましょう。
ドローンを飛行する前に、適切な方法でコンパスキャリブレーションを行う必要があります。
しっかり理解しておかないと、ドローン飛行が正しくできないことになります。
最悪、墜落してしまうケースもありますので、必ずフライト毎に行いましょう!
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