なぜドローンの手動操作を必要とするのか
ドローンの機種のほとんどはGPS衛星から送られてくる信号を受信しています。
地球上のどの位置を飛行しているかを正確に把握し、自動操縦ができるような仕組みになっています。
しかし便利なGPS機能ですが、弱点もあるので理解することが大切です。
GPS信号を正確に受信できる環境は決まっています。
GPSは直進性が強く、建物などの障害物がある場合はGPS信号を正確に受信できません。
ドローン飛行中のGPSが良好な場合はプロポ画面GPS強度(15~18)が必要になり
GPS強度が最低でも8以上でなければ、安定飛行ができない可能性があります。
ハイスペックなドローンになると、GPS受信が不良な場合にGLONASS(グロナス)を併用させ受信感度を良好にする仕組みになっています。
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ドローンは飛行中にGPS受信ができなくなった場合、ドローン操縦は完全手動のAモードに切り替わってしまいます。
この時、初めて基本操作を経験になる場合は、ほとんどのドローンパイロットはパニックになり、墜落の可能性もあります。
はじめは ミニドローンで室内練習をしましょう
室内で繰り返し基本操作に慣れる!
① ドローンを前方に向けた状態での基本操作の練習
室内では、正方形 2メートル×2メートル の範囲で3つの基本的な動きを繰り返し練習をします。 |
- 前進 → 後進 → 前進 → 後進 → 前進 → 後進 → 前進 ・・・
- 右 → 左 → 右 → 左 → 右 → 左 → 右 → 左 → 右 ・・・
- 上昇 → 下降 → 上昇 → 下降 → 上昇 → 下降 → 上昇 ・・・
② ドローンの向きを色々変えて練習してみよう!
ドローンご購入される際の注意点
参考記事 fa-check-square-oドローンに関わる規制【 航空法 】とは
次は野外で基本操作に慣れる!
室内でしっかりミニドローンでのマニュアル操縦に自信がついたら
phantomクラスなどのドローンで野外練習を始めます。
100g以上のドローンでは、航空法の規則がありますので近くの練習場所を探しておきましょう。
野外でも基本練習を行います。
基本操作はAモードを選択しますので、プロポのスイッチをAモードにしておきましょう。
Aモードを使うとき、独立して使用できないドローン機種もありますので注意してください。
野外では 練習範囲(縦10m×横10m×高さ10m)で基本操作を行いましょう
野外では距離感覚を身につけるために、カラーコーンがおすすめです。
- 前進 → 後進 → 前進 → 後進 → 前進 → 後進 → 前進 ・・・
- 右 → 左 → 右 → 左 → 右 → 左 → 右 → 左 → 右 ・・・
- 上昇 → 下降 → 上昇 → 下降 → 上昇 → 下降 → 上昇 ・・・
簡単な飛行でも、同じ基本パターンを何回も繰り返し行いましょう。
GPSがある時と比べて不安定になりますので、無理な動きは避けて基本的な訓練を繰り返しましょう!
はじめは基本操作の繰り返しが操縦スキルを上達させるコツですので、根気強く頑張りましょう!!