
ドローンパイロットは業務の状況に応じていろいろな撮影を行いますが、近接撮影は必ず必要とする難しい操縦テクニックになります。
実際の近接撮影では、ドローンと対象物の距離を1メートル程まで近づくこともあり、もしも対象物と接触すれば墜落の可能性も高まります。
ドローンパイロットとして、難しい近接撮影を上手くクリアできる操縦訓練のコツをご紹介しています。
繰り返し操縦訓練を行い、難しい近接撮影テクニックを身につけましょう!!
ドローン近接撮影が必要なケース
橋梁主塔ケーブル接続部

煙突頭頂部

橋梁床版

橋梁主桁

- 橋梁全体(道路面以外)主塔・床版・橋脚・主桁 等・・・
- 煙突の高所部
- 大型のプラント設備
- ダム
- 送電線鉄塔
- ビルの外壁
- 風力発電
ドローン近接撮影が上手くなる操作のコツ
訓練場所として大きな壁面などを見つけてください。
常時その壁を使って、実際の近接撮影訓練をできるようにするためです。
操作コツ① 単純に目視操作の訓練をする
壁との距離は関係ない状態で目視操作で近接撮影を行います。
操縦者からドローンを近い距離で飛ばして、近接撮影の訓練してみましょう。
操作コツ② 壁から2メートルの距離で操作訓練をする
目の前の目視操縦に慣れたら壁との距離を近づけていきます。
壁面との距離を2メートルにチャレンジしてみましょう。
右左、上下、斜めなど壁面との距離を保ちながらいろいろな動きを繰り返します。
操作コツ③ 壁から1メートルの距離での操作訓練をする
2メートルに慣れたら、さらに距離を1メートルに近づけて、同じ訓練を繰り返し行いましょう。
ドローンは、壁に近づくと障害物センサーが作動しますので、その警告の感覚にも慣れておきましょう。
もし障害物センサーの警報音で集中できないようならば、センサーを解除して訓練しておくことも大切です。
難しい近接撮影のポイント
常に 風の向きや強さを意識する!
風の向きや強さの確認は、機体の傾き方や流され方に着眼すると判断できます。
機体の微妙な傾きや流され方に注目し、風の流れを感じながら操縦しましょう。
ドローンと構造物との距離を一定に保つ!
ドローンと構造物の近接距離を2メートルと決め、その距離を保ちながら操縦と撮影を行います。
撮影中の距離を2メートルと決めても必ず保てるわけではありませんが自分の中に決意がないと操縦も撮影も上手くいきません。
「この撮影の距離は2メートルで撮影する」という決意も必要です。
モニター画面での状態(破損・劣化)確認が大切!
モニター画面では、破損、劣化の状態を確認しながら慎重に撮影を進めます。
撮影中には、要確認状態(破損・劣化など)が他にある可能性も生じますので、できるだけ距離を近づけて撮影をします。
要確認状態の場所では、無理はしない程度に多めに撮影することがポイントです。
コンパスキャリブレーションのエラー(警報)について
橋梁などの近接撮影時に橋梁内部が鉄筋などで構成されていると
ドローンは近接撮影時に電子コンパスにエラーを発動します。
エラーが発生した場合はドローンが方向感覚を失います。
コンパスエラー時は操縦不能になり墜落の可能性が高まります。
近接撮影中のドローン機体のエラーランプとモニター画面のエラーにも注意しながら飛行させなければいけません。
参考記事fa-check-square-oコンパスキャリブレーションとは?エラーが出た時の確認事項を解説
近接撮影でのポイントは、目視飛行で行うための集中力を持続することです。
ドローンとモニターに集中しましょう!!
またドローンの予備機を準備することで、心に余裕を持たせることができます。
予備機必要性は、墜落した場合に業務がSTOPすることなく継続することが可能になります。
但し、墜落した際、第三者への被害が全くない時に限ります。
近接撮影を行うドローンパイロットは心的負担を抱えながら業務を行います。
ドローンパイロットは撮影当日にベストな状態で臨めるように、身体とドローンを調整しておきましょう!
ご 気 軽 に お 問 い 合 わ せ く だ さ い
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ドローン初心者向け練習法
現在のドローン空撮は、測量・農業・映像・インフラメンテナンス・物流・土木・警備・災害対策などの分野で積極的に行われています。これらの分野で活躍しているドローンパイロットは、高度な操縦技術を習得することが必要でありそれは容易ではありません。
はじめの一歩は安価でGPS機能が搭載されていないミニドローン(機体100g未満)での室内練習を繰り返しながら、ドローンの難しい操作をクリアしましょう!

ドローン操作コツ
自由にドローンを操作するには、焦らず時間をかけてじっくりとドローン操作経験を積んでいくことが重要です。
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