ドローンのハンドリリースは、ドローンを手放し離陸させる操作になっています。
このハンドリリースには注意が必要であり、慎重な操作と十分な練習が必要です。
またハンドキャッチでは、操縦者自身の手にドローンを着陸させることになります。
ドローンの手でのキャッチは、慎重かつ安全に行う必要があります。
ここでは、基本的な手順と注意点を解説しています。
ドローンハンドリリース(離陸)のやり方
ドローンハンドリリースとは、ドローンを手で持ち上げてドローンを離陸させる操作です。
ただしデメリットとして、プロペラが回っている機体を手で持つため怪我のリスクが高く、メーカーも推奨はしていません。
ハンドリリースの注意点
- 狭い場所や障害物が多い場所ではできない
- 離陸場所が安定した平らではない場所で有効
- 船上から撮影はハンドリリースが前提となる
ハンドリリースの手順
- 周囲の確認:ドローンを飛行させる場所を選び、その周囲に人や障害物がないことを確認します。
- ドローンの点検:プロペラが正しく固定されているか、センサーが正常に作動するか確認します。
- GPSの確認:ドローンがGPS信号を受信し、位置情報が正確であるか確認します。
- リモコンの起動
- ドローンの起動:ドローンの電源を入れ、安定した場所に配置し、水平で安定していることを確認します。
- 離陸:ドローンを目線より高い位置から離陸させます。
モードによって手を使い分ける
プロポ(送信機) | ハンドキャッチ | |
モード1 | 右手 | 左手 |
モード2 | 左手 | 右手 |
ドローンハンドリリース(離陸)を見る
ドローンを目線より高い位置から離陸させます。
ドローンハンドキャッチ(着陸)のやり方
ドローンを着陸させる方法のひとつとして、ドローンハンドキャッチがあります。
ハンドキャッチとは、操縦者自身の手にドローンを着陸させることです。
ドローンハンドキャッチのメリット
- 着陸時の砂埃などから機体とカメラを守る
- 平坦で無い場所でも着陸できる
- 強風による着陸困難な状態を回避できる
ドローンハンドキャッチの手順
- ドローンの準備:ドローンのプロペラが停止していることを確認し、ドローンが安定していることを確保します。
- ドローンの高度調整:ドローンを安全な高度に上昇させ、手でキャッチしやすい位置に保ちます。
- ハンドキャッチの準備:ドローンで手をキャッチする手を選びます。
- 手の位置:手をひらを開き、指をなるべく広げて、ドローンが手に乗りやすい表面を作ります。
- ドローンのキャッチ:ドローンが安定しているときに手をゆっくりと近づけます。ドローンが手に乗るように手を調整し、ドローンをしっかりキャッチします。
- ドローンの停止:ドローンが手に乗ったら、安全にプロペラを停止させます。
モードによって手を使い分ける
プロポ(送信機) | ハンドキャッチ | |
モード1 | 右手 | 左手 |
モード2 | 左手 | 右手 |
ドローンのハンドキャッチはしないことがベストですので、着陸方法の最終手段として考えてください。
もしハンドキャッチを行う時は、キャッチする人の足元の状況をきちんと確認しておきましょう。
ドローンのハンドキャッチは危険を伴いますので、ドローンから目を外すことなく慎重にハンドキャッチを行ってください。
ドローンを捕まえたら、モーターを停止するまで捕まえたまま離さないでください!
ハンドキャッチ時には、ヘルメット・グローブ・サングラス等の安全装備も忘れないようにしてくださいね。