ドローンのリポバッテリーについて知っておきたいポイント!
ドローンに使用されているリポバッテリー(リチウムポリマーバッテリー)は、ドローンの電源を供給するための重要な駆動源です。
リポバッテリーは軽量で高容量のバッテリーであり、ドローンはリポバッテリーによって長時間飛行を可能にしています。
ここでは、ドローンのリポバッテリーの主な特徴について解説しています。

 

 

リポバッテリーの特徴

高エネルギー

リポバッテリーは、ほかのバッテリーと比較するととても高エネルギー密度を持っているため、多くの電力をドローンに供給すつことができます。

軽量

リポバッテリーは軽量であるため、ドローンの重量を増やすことなく常に十分なエネルギーを供給することができます。

高い放電率

リポバッテリーは高い放電率があるため急速な電力供給が可能です。
これは、高速飛行を行うときに重要となります。

容量と電圧

リポバッテリーは容量(mAhまたはAh)と電圧(V)で表されます。

容量はバッテリーが保持できるエネルギー量を示し、電圧はバッテリーの出力電圧を示します。

容量が大きいほど、バッテリーが持続できる飛行時間は長くなります。

 

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リポバッテリーの注意点

充電と保管管理

リポバッテリーは、正しい充電と放電管理をしなければなりません。

専用のバランスチャージを使用してバッテリーの各セルのバランスを保ちながら充電することが重要です。

また、リポバッテリーは高いエネルギーを持つため、過充電や過放電には注意する必要があります。

バッテリーが膨張したりしないような充電や保管を行う必要があります。

膨張した場合は、リポバッテリーの寿命だと判断して必ず新品と交換してください。

安全性

リポバッテリーの誤った取り扱いや充電は、火災や破裂の原因となります。

リポバッテリーは衝撃にはとても弱く、地面などに落下した場合の最悪は発火する可能性があります。

ドローンを使用する際は、正しいリポバッテリーの選択と充電、保管を行うことが重要です。

過放電防止

リポバッテリーは過放電に弱いため、バッテリーを安全な電圧以上で放電しないように注意する必要があります。

過放電すると、バッテリーの機能が低下し、安全性も低下します。

リポバッテリーの膨張

リポバッテリーの膨張は、バッテリーセルの劣化や寿命が進んでいる可能性を示す兆候です。

膨張した場合は、リポバッテリーの寿命だと判断して必ず新品と交換してください。

 

リポバッテリーの温度管理について

リポバッテリーの温度管理は非常に重要であり、正しい温度管理で使用し、充電・保管することはバッテリー性能や充電、安全性に直結します。

長時間使用しない場合や保管時にも適切な温度管理が必要ですので、高温や直射日光を避けるようにしましょう。

リポバッテリーは、一般的に20℃~25℃の温度範囲で性能を発揮するため、ドローン飛行中は、20℃~25℃程度を維持しておきましょう。

低温ではバッテリーの出力は低下し、高温では加熱や劣化が進行する可能があります。

リポバッテリーが低温時のトラブル内容と対策

  • 離陸することが出来ません。
  • 飛行には、強制的にリターントゥホームします。
  • 飛行中に急激にバッテリー残量が減り、墜落の原因となります。

リポバッテリーを低温にしないための移動時対策は、保温性の高い容器にリポバッテリーとカイロ入れて温めておいたり、車のエアコン温風の吹き出し口でリポバッテリーを温めておいてください。

リポバッテリーは高温になると特に危険!

夏にはリポバッテリーが高温にならないように特に注意しなければいけません。

リポバッテリーが過熱すると、バッテリー性能が低下したり、場合によっては発火や爆発のリスクが生じます。

 

 

リポバッテリーは、ドローンの性能と飛行時間に直接的影響を与える重要な部品です。

リポバッテリーを適切に取り扱い、安全上の問題を回避するためにも重要になります。

またドローンの安全性を確保することは安全な運用に欠かせないことです。

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