
ドローンは複数のプロペラを持っているため、マルチコプターとよばれます。
これまでの強力な原動力を必要としたラジコンヘリやラジコン飛行機と比べると、ドローンは滑走路を必要としません。
ドローンは、その場で容易に空中に浮くことができ自由自在に飛び回ることができることが特徴ですが、ドローンはどうやって自由に飛び回ることができているのでしょうか?
ドローンの複数あるプロペラのおかげで、ドローンは自由に飛べることができます。
Table of Contents(目次)
ドローンが飛べる仕組み
ドローンには複数のプロペラがありますが、その形状は、上辺は丸く下辺はまっすぐになっています。
その複数のプロペラを高速回転させることによって、上と下で空気中を通過するときに速度差が生まれ上辺の圧力が下がり、上に持ち上げようとする力(揚力)が発生します。
ドローンはプロペラの形状が変化できない固定ピッチのため、ローターの回転数のみで揚力を調整しています。
またドローンの特徴でもある小型化された機体は、複数あるプロペラに負荷を分担させることもできます。
そして、プロペラの揚力を作る時間(飛行時間)は、リポバッテリーの容量で決まるようになります。
ドローンが空で動きまわれる仕組み
複数あるプロペラの高速回転で浮くことができるドローンです。
ドローンの高速回転するプロペラは前後左右についており、それぞれが逆方法へ回転する仕組みになっています。
ドローンを前進させたいときには、前のプロペラの回転数を下げる、後ろのプロペラの回転数を上げるといった反作用の動きになっています。
進みたい方向とは逆のプロペラの回転数を上げることによってドローンは自由に動きまわることができています。
参考記事【ドローン基礎講座】ドローンプロペラの逆回転する仕組みは?
ドローンの安定飛行制御システム
ドローンは安定飛行を行うために、いろいろなセンサーが用いられています。
ドローンが空中に静止するホバリングという機能では、様々なセンサーから得られた情報により、各ローターの制御ができます。
- 加速度センサー:加速度より機体の傾きを計測します
- ジャイロセンサー:回転の速さ(加速度)を測定します。 3軸角速度測定、6軸は加速度検知、9軸は方位検知が可能です
- GPS:機体の位置情報を把握
参考記事【ドローン基礎講座】ドローンセンサーの種類とその役割について
ドローンが飛べる仕組みは、前後左右のプロペラが反対方向へ高速回転して揚力が生まれます。
しっかりと基礎知識を理解し、スキルアップにつなげましょう。