
ドローンによる橋梁点検を安全に効率的に行うポイントは、点検前の橋梁および周辺確認をきちんと行うことです。
橋梁を撮影するためには、橋梁全体とその周辺を把握することによって安全で効率的な飛行スケジュール計画を立案することができます。
橋梁点検は近接撮影のため、ドローンパイロットには墜落のリスクや操縦スキルテクニックも要求されます。
効率的な橋梁点検は生産性向上にとても有効です。
Table of Contents(目次)
ドローン橋梁点検の主な手順
以下はドローン橋梁点検撮影の主な手順になります。
- 発注者と撮影箇所の打合せ
- 現地の橋梁を事前確認し、飛行計画の立案
- 橋梁点検に必要となる飛行申請許可等の取得
- 橋梁点検の撮影当日 (風の影響・橋梁近接撮影テクニック・撮影スケジュール計画・橋梁点検ポイント)
- 撮影データの確認と検証及び、データ整理
で完了としています。
ドローン橋梁点検ポイント
ドローン橋梁点検を効率的に安全に行うためには、事前現場確認がとても重要になります。
右岸側と左岸側で下まで降りられる時は危険が少ない程度ならズルズルと降りて行き、出来るだけ状況確認をするようにしています。
ここからは、項目別にドローンによる橋梁点検ポイントをまとめています。
ドローン橋梁点検スケジュールについて
- 撮影日数は、必ず予備日の設定を設定し余裕を持っておく
- 橋梁周辺の環境で異なるが、概ね14時以降からは風が強くなるため、撮影途中であっても翌日に点検を延期するのが安全である
- 橋梁の影(日陰)を極力避けるために、上流側と下流側の撮影時間の調整を行う
- 通行する歩行者や車両の多い時間帯はなるべく避けて飛行させたり、撮影する曜日を調整することが望ましい。(例:土日の午前中など)
ドローン飛行について
ドローンによる橋梁点検では、ドローンが近接撮影(写真・動画)で損傷個所がないかの確認作業を行うためドローンパイロットにはかなりの心的ストレスもあります。
- 河川上空に吹く川風や、橋梁との接触を常に意識して超低速で飛行させる
- 目視操縦が大原則のため、橋長が長い場合は、橋の中央付近から右岸側と左岸側を半分づつ撮影する
- 橋梁が長い場合は、ドローンパイロットも右岸側と左岸側へ移動して操縦する
- 第三者への危険を回避するために、橋梁を通行する歩行者や、車両に注意しながら飛行させる
- 鉄骨が剥き出しになっている橋梁への近接飛行中は、ドローンのコンパス異常が出ないか、機体ランプの変化を常に注視しておく
- 橋台など人がある程度近づくことが出来る部位は、ポールカメラを利用するなどしてドローンの撮影を減らす
橋梁全景写真について
ドローンで橋梁全体を中心に高度100m程度の全景写真を6~8方向から撮影し、橋梁点検発注者への全体像を説明するようにしています。
ドローン橋梁点検では、橋梁を目視できる性能として近接撮影ができることが最大のメリットですが点検基準は明確にされていません。
今後、国土交通省はドローンが活用しやくなるような基準ルールを整えていくとしています。
橋梁点検の記事では、これまでの経験をお伝えしていますので参考にしていただけたらと思っています。
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橋梁点検ドローンを効率的にできる手順
全国にある約70万もの橋梁の4割以上は、10年後に建設後50年経過する老朽化橋になるとみられています。
Drone 3D surveyingでは、これまで100橋以上の近接撮影を行ってきました。


約70万の橋梁点検費用の削減や人員不足などの問題解決には、ドローン橋梁点検を効率的に進めることが重要です。
- ドローンによる橋梁近接撮影点検の普及に向けて
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- 赤外線カメラドローンで橋梁点検を行う課題と今後の対策
- ドローン橋梁点検手順 ❶【はじめに】
- ドローン橋梁点検手順 ❷【点検前の現場確認は重要です】
- ドローン橋梁点検!点検前現場確認ポイントを解説します!
- ドローン橋梁点検手順 ❸【飛行に必要な許可申請】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【ドローンに吹く風の対策】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【橋梁近接撮影操縦テクニック】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【撮影スケジュール計画】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【橋梁点検のポイント】
- ドローン橋梁点検手順 ❺【撮影データの確認と検証】
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