
ドローンによる橋梁点検は、点検の初期段階として橋梁の近接撮影を行い、損傷の有無を確認する作業となります。
また橋梁を撮影するためにはドローン飛行させることが条件であり、天候による撮影スケジュール調整や橋梁にかかる影(日陰)を考慮した時間を選ぶ必要があります。
Table of Contents(目次)
ドローン橋梁点検の手順
以下は橋梁点検撮影の主な手順になります。
- 発注者と撮影箇所の打合せ
- 現地の橋梁を事前確認し、飛行計画の立案
- 橋梁点検に必要となる飛行申請許可等の取得
- 橋梁点検の撮影当日 (風の影響・橋梁近接撮影テクニック・撮影スケジュール計画・橋梁点検ポイント)
- 撮影データの確認と検証及び、データ整理
で完了になります。
ドローンによる橋梁点検を効率的に行うためには、事前橋梁確認や撮影スケジュール計画が重要です。
しっかり橋梁周辺を歩いて事前確認を行いましょう。
ドローンによる撮影を行うための気象条件
橋梁点検では撮影日の天気予報をあらかじめ確認します。
現地がどのような気象条件になるのかを予測しスケジュール調整を行うことになります。
また急激な天候の悪化など撮影当日の天候によっては延期になります。
ドローンパイロットは橋梁点検中の気象条件の変化にも気を遣わなければいけません。
雨
ドローンは防水機能がないため小雨程度でも飛行することはできません。
また雨の場合、周辺機器であるプロポやスマホにもダメージはあります。
ドローン飛行中も雨の気配をを読みましょう。
上空に雲があることによって雨が降ります。
雲は上昇気流によって発生し、天気予報だけではわかりかねないものですよね。
風の微妙な温度の変化を感じると、雨の気配を読めるようになります。
湿った冷たい空気が太陽によって暖められ、上昇気流で上空に移動しますので
雨が降る雲が近づいてきたらドローン飛行を中止しましょう。
強風
平地で風速5m/s以上ある場合、橋梁付近ではそれ以上の風があるため撮影できない場合があります。
風は見えないものですので、樹木などの周りの環境の異常で感じることを身につけましょう。
晴天または曇
晴天または曇の場合は通常通りの撮影となりますが、ドローン橋梁点検の場合橋梁にかかる影(日陰)の影響に注意を払わなければいけません。
橋梁点検撮影に影響すると影(日陰の)とは
橋梁の日陰の部分の撮影を行った場合、橋梁表面が真っ暗の状態となり、損傷などの異常状態を確認することができません。
夏と冬の太陽の高さと影(日陰)の関係
もちろん、夏と冬では日照時間も影(日陰)の長さも違うことはご存じだと思います。
- 夏の太陽角度 78.8度
- 冬の太陽角度 32.0度
夏と冬の日陰の長さは違います。
橋梁点検の撮影を行うためのスケジュール計画には、日陰をできるだけ避けた時間帯で撮影計画を行う必要があります。
橋梁の影(日陰)を把握する事前確認のポイント


橋梁を事前確認する時間帯
橋梁周辺の事前確認では1日間を利用し、影(日陰)の確認などを行うために午前と午後の2回をおすすめしています。
- 一回目:9時~10時
- 二回目:14時~15時
橋梁の大きさや長さにもよりますが、午前と午後では太陽の位置が変わります。
事前調査では影(日陰の)の位置をきちんと理解し、影(日陰を)を極力避けるための撮影時間の調整(上流側と下流側)を行ってください。
橋梁事前確認をしっかりと行うことで、効率的な撮影スケジュール計画が立案できるようになります。
ドローンによる飛行は天候に左右されますが、業務関係者の予定も無視できないものです。
業務となると日程の変更もできないこともあるかもしれません。
しかし、ドローン飛行をぎりぎりの日程で行い余裕のない状態の撮影スケジュールとしたら、ドローンの墜落のリスクも高まり質の良い撮影もできないかもしれません。
トラブルを回避するためにも余裕があるドローン撮影スケジュールを計画しましょう。
ご 気 軽 に お 問 い 合 わ せ く だ さ い
ドローン全般、3次元データ作成、ドローン操縦代行およびパイロット育成に関することなど、まずはお気軽にお問い合わせください。
- これからドローンを導入したい。業務に合わせたソフトやドローン機材の選定が分からない
- ドローン測量を始めるために何からすればいい?
- ドローン操縦できるスタッフをガッツリ育成したい!
- 3次元測量業務でどのように効率性をあげていくのか
などお客様の相談内容に合わせて、現場での直接のサポート、電話、メール、ZOOMなどのお好みのスタイルで対応いたします。
*お急ぎの場合は、お電話にてお問い合わせください。
電話でのお問い合わせ
☎ 090-5737-0422 受付時間 平日(月~土)/9:00~18:00
メールでのお問い合わせ(365日24時間)
ご質問やご相談など、各項目を入力のうえ、お問い合わせください。
入力が終わりましたら、「送信」クリックをお願いします!
*は必須項目です。
橋梁点検ドローンを効率的にできる手順
全国にある約70万もの橋梁の4割以上は、10年後に建設後50年経過する老朽化橋になるとみられています。
Drone 3D surveyingでは、これまで100橋以上の近接撮影を行ってきました。


約70万の橋梁点検費用の削減や人員不足などの問題解決には、ドローン橋梁点検を効率的に進めることが重要です。
- ドローンによる橋梁近接撮影点検の普及に向けて
- ドローンを利用した橋梁点検を効率的に行うための注意点は6つ!
- 赤外線カメラドローンで橋梁点検を行う課題と今後の対策
- ドローン橋梁点検手順 ❶【はじめに】
- ドローン橋梁点検手順 ❷【点検前の現場確認は重要です】
- ドローン橋梁点検!点検前現場確認ポイントを解説します!
- ドローン橋梁点検手順 ❸【飛行に必要な許可申請】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【ドローンに吹く風の対策】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【橋梁近接撮影操縦テクニック】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【撮影スケジュール計画】
- ドローン橋梁点検手順 ❹【橋梁点検のポイント】
- ドローン橋梁点検手順 ❺【撮影データの確認と検証】
- 【橋梁点検効率化と安全】ドローンを活用した橋梁撮影手順とは
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(主桁編)手順を紹介します
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(床版編)手順の紹介します
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(主塔編)手順の紹介します
ヒゲ悩みに一撃【ミラセレブ】