
日本全国に約70万ある橋梁は
10年後には橋梁の4割以上は50年経過する老朽化橋になります。
橋梁の長寿命化と安全の期待の確保を目的とした
橋梁点検が義務化されています。
従来の点検方法には
点検作業を行う時間や人件費などのコスト面が高額な費用となることが
大きな問題となっていたため
ドローンによる特徴を活かした橋梁点検が期待されています。
ドローンにより橋梁点検を行うためには
事前に実際の橋梁のサイズや特徴を確認し
飛行計画を立てることがとても重要です。
SANKI PLANが実際に行ってきたドローンで行う橋梁点検の手順❷として
橋梁点検前に行う現場環境確認のポイントをご紹介します。
fa-arrow-circle-downこんな方におススメの記事です。
- 橋梁点検を効率的に実施したい方
- 今後、ドローン活用した橋梁点検を導入検討している方
- ドローンビジネスについて知りたい方
Contents
ドローンによる橋梁点検の手順
ドローンによる橋梁点検の全体の手順です。
- 発注者と撮影箇所の打合せ
- 現地の橋梁を事前確認し、飛行計画の立案
- 橋梁点検に必要となる飛行申請許可等の取得
- 橋梁点検の撮影当日 (風の影響・近接撮影テクニック・撮影スケジュール計画・橋梁点検のポイント)
- 撮影データの確認と検証及び、データ整理
で完了になります。
橋梁点検を行う前の事前確認事項
橋梁について
- 橋梁台帳を参考に、橋長・歩道・道路幅などの確認
- 前回の点検時に損傷個所があれば、目視で位置を必ず確認
橋梁周辺の環境について
- 橋梁の周りに電波塔や、高い樹木の有無
- 野鳥の巣がありそうな樹木地帯の有無
- 一般車両の往来量
- 小・中学校の通学路の確認
- 川の満潮、干潮の状況確認。また、撮影予定日の満潮時刻と干潮時刻をその場でスマホで確認
- 橋梁のたもとに、民家がある場合は挨拶をしておきましょう
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ドローン飛行に関すること
- 4か所の離発着地点を決定 (右岸側の上流側&下流側 + 左岸側の上流側&下流側)
- 風の向きや風力の計測
- 太陽の位置、日影の位置を確認
- 頭の中で、撮影イメージを繰り返し
飛行イメージや飛行環境は重要ですので、余裕をもって事前確認することがおすすめです。
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橋梁点検のドローン飛行計画について
橋梁全長の撮影計画
右岸(上流側・下流側)
右岸で操縦する位置を確認し、以下の手順でドローン撮影を実施します。
- ドローンを河川側(右岸)から橋梁の中心位置(50m)まで移動させます。
- そのままドローンを橋梁側面に近づけ、撮影位置(撮影アングル)を決めます。
- 撮影位置からドローンをゆっくりと横に移動しながら右岸に向け撮影していきます。
左岸(上流側・下流側)
反対岸へ移動し、左岸側も同じようにドローン撮影を実施します。
- ドローンを河川側(左岸)から橋梁の中心位置(50m)まで移動させます。
- そのままドローンを橋梁側面に近づけ、撮影位置(撮影アングル)を決めます。
- 撮影位置からドローンをゆっくりと横に移動しながら左岸に向け撮影していきます。
橋梁全体の撮影計画
橋梁全景での写真は、基本的に6か所から撮影する計画を行います。
上流側からの全景撮影
- 右岸側
- 橋梁中心
- 左岸側
下流側からの全景撮影
- 右岸側
- 橋梁中心
- 左岸側
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とした報告書を金融庁が出した事は記憶に新しく、老後の資金計画に関心を持つ人がとても増えてきています。個人でも年金を貯蓄していきましょう!!
まとめ
今回は、橋梁点検を実際に行う前の確認事項や飛行計画についてお伝えしました。
実際に橋梁点検を行う前の事前確認を行うことによって
橋梁点検当日ではスムーズにかつ効率的に行えるようになります。
この他にも突発的な問題、天候や環境による飛行問題などもあります。
まずはドローンによる橋梁点検のイメージを
しっかりと確認していただけたらと思います。
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fa-angle-double-down橋梁点検を効率的にできるような手順をまとめた記事
- ドローンによる橋梁点検手順 ❶(はじめに)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❷(点検前の現場確認)
- ドローンによる橋梁点検!点検前現場確認ポイントを解説します!
- ドローンによる橋梁点検手順 ❸(飛行に必要な許可申請)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❹(ドローンに吹く風の影響と対策)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❹(橋梁近接撮影操縦テクニック)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❹(撮影スケジュール計画)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❹(橋梁点検のポイント)
- ドローンによる橋梁点検手順 ❺(撮影データの確認と検証)
- 橋梁点検におすすめのドローン!Mavic 2 シリーズ!!
- 橋梁点検効率化と安全を考えたドローンを活用した撮影手順とは!
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(主桁編)手順を紹介します
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(床版編)手順の紹介します
- 【橋梁点検のコツ】ドローン近接撮影(主塔編)手順の紹介します
fa-check-circle本格的な空撮におススメ Mavic 2 Pro⇒

< Mavic 2 Pro特徴 >
Hasselblad L1D-20cカメラを搭載
- 機体重量907g
- カメラセンサー:1インチCMOS
- カメラ有効画素数:20MP
- 最大飛行時間:31分 (25 km/hの一定速度で飛行時)
- 最大飛行距離 :18 km (50 km/hの一定速度で飛行時)
- 検知システム:全方向障害物検知
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fa-check-circle測量用ドローンPhantom 4 RTK

< Phantom 4 RTK 特徴 >
計画モードでは、オーバーラップ率/高度/飛行速度/カメラパラメーターなどを調整しながらドローンの飛行経路を選択し、自動マッピングまたは調査ワークフローを提供します。
- 機体重量1391g
- カメラセンサー:1インチCMOS
- カメラ有効画素数:20MP
- 最大飛行時間:30分
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