
日本にある約70万もの橋梁の4割以上は、10年後に建設後50年経過する老朽化橋になるとみられ早急に対応が求められています。
これは、2013年の道路法改定では老朽橋の安全を確保するため、道路橋や横断歩道橋などの定期点検要領を定められています。
5年に1度の橋梁点検は義務化されているのです。
そのきっかけは、2012年山梨県の中央自動車道笹子トンネルで発生した天井板崩落事故です。
ドローン橋梁点検が注目されている理由についてまとめてみました。
Table of Contents(目次)
橋梁点検が義務化となったきっかけは?
橋梁点検は、5年に1度の近視目視で実施するように義務化されました。
そのきっかけは、2012年山梨県の中央自動車道笹子トンネルで発生した天井板崩落事故です。
トンネルの天井が138mにも渡って崩れ落ちてしまい、トンネルの点検と整備の必要性を感じる事故として記憶に残っているのではないでしょうか。
この事故はトンネルの老朽化が原因によって発生したといわれています。
日本には約70万もの橋梁があるのをご存知ですか?
この約70万ある4割以上の橋梁は、10年後には建設後50年経過する老朽化橋になるとみられていますので早急に対応が求められています。
2013年の道路法改定ではそういった老朽橋の安全を確保するため、道路橋や横断歩道橋などの定期点検要領を定めました。
国や自治体は5年毎の橋梁点検を実施する義務があるのです。
従来における橋梁点検方法の問題点とは?
では、従来の橋梁点検方法と問題点をみていきましょう。
これまで行われていた橋梁点検の方法とは、高所作業車や橋梁点検車を橋の近くまで移動させ、人が直接目視等で確認する方法になります。
この従来の点検方法には広い作業スペースを必要とし、道路の交通規制を行ったり点検作業に伴う労力も必要となります。
従来の点検作業を行う時間や人件費などのコスト面は、橋梁が大きくなれば高額な費用も必要とされます。
これまでの橋梁点検の問題点
多くの時間とコストがかかってしまい、国が安全を守るためのインフラ点検には目指す業務が膨大な量です。
それらを人のみで行うのは難しいため、効率化を図る取り組みが進められたのです。
ドローン橋梁点検は効率的!
現状までの問題(多くの時間とコストがかかる)を解決する対策と、人手不足を解消する選択肢としてドローンが注目されています!
ドローンによる撮影では、今まで目視で行う橋梁点検が不可能な場所にでも、ドローンの高度な操縦技術での撮影により可能となります。
ドローンに赤外線カメラを搭載することもできるため、非破壊検査も可能とし特殊作業車も必要ないため交通規制をすることもありません。
赤外線の点検には、コンクリートが損傷している部分が正常部分に比べて温度ムラが生じる性質を利用したものです。
参考記事赤外線カメラドローンで橋梁点検を行うための課題と今後の対策




ドローン橋梁点検での課題
ドローン橋梁点検時に操縦スキルが必要な場面
- ドローン機体を橋梁と近接させての撮影
- 橋梁自体との磁気干渉
- 吹上風などの強風(海沿いは浜風に注意)
- 橋梁には一般車両が常に通行していること
- 撮影時間帯による日陰の影響など
ドローン橋梁点検の難所はココ!
- 橋梁の近視目視点検を目的とするため、近接撮影を行う必要がある
- GPSが受信できない場所の撮影を要し、操縦の技術が求められる
- 日照時間帯により照度が低い時間(日陰)を避ける必要があるので、ドローン操縦経験が必要となる
これら難しい撮影要件を乗り越えるためには、ドローン操縦の技術的なスキルも必要となってきます。
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橋梁点検ドローンを効率的にできる手順
全国にある約70万もの橋梁の4割以上は、10年後に建設後50年経過する老朽化橋になるとみられています。
Drone 3D surveyingでは、これまで100橋以上の近接撮影を行ってきました。


約70万の橋梁点検費用の削減や人員不足などの問題解決には、ドローン橋梁点検を効率的に進めることが重要です。
- ドローンによる橋梁近接撮影点検の普及に向けて
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